2007年3月15日木曜日

SEM関連のニュース検索といえば・・・

やっぱり一番有名なところでは

SEMリサーチ
http://www.sem-r.com/

でしょうか

私も日々更新をチェックしています。

今日は、こんな記事を見つけました。

■VRI、goo、マイクロソフト、Yahoo! JAPAN、
インターネット広告の視認効果に関する基準値の作成に着手
http://help.goo.ne.jp/info/detail/940/


バナー広告等配信の大手3社がビデオリサーチインタラクティブ社と共に

ネット広告の新しい基準値を作成するというニュース。


現在のネット広告の基準といえば

CTR(クリック率)

CVR(コンバージョンレート:獲得率)

CPA(獲得単価)

などが指標となっています。


これらの効果は、ユーザーがなんらかのアクションを起こした場合にのみ
効果として現れるため

Yahoo!などのメディア側にとっても、広告を販売している代理店にとっても

実際には厳しい指標といえます。


今回考えられている新基準の内容としては

「広告の視認による認知効果」

とされています。


TVCMや新聞広告等の一般マスメディアにおいては、効果測定という指標がほとんど無いため
認知効果がメインの指標となりますが

インターネット広告は効果測定をウリにしてきた経緯もあり、認知効果についてはあまり触れられてきませんでしたので広告主の側からも新しい指標となると思います。


ただ、「認知効果」というのは非常に曖昧で

一般人の中からある程度の人数のモニターを選び
参考データを作成する形式であったりするため

結果の正確性は完璧なものではありません。


また、広告主の側からしても

目的としては「会員獲得」や「商品の販売」、「申込み」であるため
従来通りの効果指標が重要となります。


■この指標の目的を考察

①ナショナルクライアントの獲得

②新指標による販売促進

かなと思います。

①は、まだネット広告に本格的に手を出していない
ナショナルクライアントといわれる大企業は
主に広告としてマスメディアを使用してきました。

一般のマスメディアは、認知効果を指標としていますので
ネット広告業界も指標を揃えることでナショナルクライアントに対して
認知効果の面からの提案が可能となると思われます。


②は、今までネット広告で使用されてきた
ユーザーがアクションを起こしてきた場合のみ測定される効果指標のみだと
効果の良し悪しがはっきりと分かってしまうため

広告出稿に結びついても数ヶ月で効果悪しとして取りやめてしまうことが多々あると思います。

そこで、認知効果を指標とすれば
クリック率が悪い・獲得単価が悪いといわれる広告枠や
今まで出稿を見合わせていた広告主さん
に対して新しい提案が可能となります。


■3社共同という形態

上で説明したとおり、新しい指標を作成することは
業界全体としても利益が期待されます。

更に

・大手メディア3社が共同して策定することで
 指標の価値が重くなる

・競合となるメディアが共同することで
 指標の不正な作成、計測を防ぐ

というメリットから、3社+VRIが共同して
作成することとなったのかなと思います。


市場が伸び悩むなら、新指標で
新しく効果を売り出す


なかなか良い作戦かなと思います。

2007年3月12日月曜日

ヤフー、My Yahoo新スタートページのベータテスト開始


ヤフー、My Yahoo新スタートページのベータテスト開始

CNETのニュースで見つけました。

ヤフーもパーソナライズド部分を強化していくみたいですね。

私は、Googleをメインで利用しています。

アカウントをもっていれば、パーソナライズドホームで大量に用意されているモジュールを

ドラッグ&ドロップで簡単に配置できて便利です。


ヤフーは前からMy Yahoo!でユーザーの取り込みを狙っていましたが

今のところ成功とはいえなさそうな感じです。

ヤフーを使う時にはやはり通常のトップページを使う人が多いと思います。

GoogleとYahoo!の違いとしては、自社コンテンツの有無だと思うんですが


Googleの場合、自社コンテンツ(有料)が無いので、
ユーザーに無理にコンテンツを見せる必要が無く

一般ユーザー等が作成したモジュールを豊富に用意することが可能で
本当の意味で自分専用のGoogleホームページが作成できますよね


一方のヤフーは、自社コンテンツにどうしても誘導しなければならないため
今のMy Yahoo!は、ヤフーのコンテンツが最初から多く配置されていて
カスタマイズするのがちょっと面倒なんですよね

同じ検索というシステムをメインにしながらも、収益のモデルが大幅に異なるため
同じようなサービスでも、それぞれの特色が出て違うものになる。
結構面白い違いだと思います。

検索の2大巨頭の違いに注目していきましょう。

違いといえば、その利用者数

・日本ではヤフーが圧倒的No.1

・アメリカではGoogleがNo.1でヤフーは苦戦中

日本人は、トップページで色々な情報が得られる、サービスを利用できるのが好みなんでしょうね。

日本でのGoogleなんですが、ヤフーには劣るもののその検索システムを複数のポータルに提供しているので、実際はそこまでヤフーに差をつけられている感じではありません。

Googleの視点では検索数が一番でなくても、

アドセンスを表示する様々なサイトに、他の検索エンジンからアクセスされるから問題無いという感じらしいです。


Googleに負けないように、自社の利益を出すように と他の検索エンジンががんばるほど
Googleの広告にユーザーが触れる機会が増える。

うまいなぁ・・・

他社のがんばりも、最終的には自分の利益

と考えられることと、本当にそういうシステムを作れているところが、
Googleのすごさですよね

ビジネスプランを考える参考になりますよねぇ